フランシス真悟展

天職のことを英語ではcalling、というらしい。人生にはたしかに、ときに何かに「呼ばれる」瞬間や場面が訪れる。わたしは呼ばれたのだろうか。茅ケ崎の海に、砂浜に、太陽に、それらを思わせるきらめく絵画に。茅ヶ崎市美術館に行ってきた。

フランシス真悟展のことは、なんだかずっと頭にあった。きっかけはたしか、美術手帖のウェブページで見かけた展覧会情報だったと思う。しかくに、まる。ごくシンプルなメインビジュアル。わりにご近所なのにまだ行ったことのない美術館なので、これを機に行ってみたいなと思った。それくらいシンプルな動機だった。あまり大きな展覧会ではないのかしら?美術の世界に身を置いている身だから、周囲ではいつもアートの話題が飛び交っている。そのわりに、フランシス真悟の名も、茅ケ崎市美術館の名も、わたしの日常には登場しなかった。

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ラッピング下手な店員さん

昨日、帰りに寄り道をして幼馴染の誕生日プレゼントを選んでいたんです。めぼしいものを見つけたのでお会計をしようと思ったら、レジカウンターには20代とおぼしき若い男性の店員さんがひとり。先客のラッピングをしています。

最初はこう思いました。とても丁寧に包んでいるなと。でもどこか手元がおぼつかない。なんとなく漂う不穏な空気。包む。超ゆっくり。でも包めてない。やり直す。包めてない。テープで止める。え、そこ止めちゃうの!?わたしの予感は確信に変わりました。

(下手だ...!)

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おせっかいおばちゃん化計画

道ばたに落とし物を見つけたとき、駅できょろきょろしている人を見つけたとき、気になりつつも素通りしてしまうことがあります。車内でお年寄りに席を譲ったりするのはさっと動ける方だと思う。でも通勤退勤の人の波に乗ってしまうと、「あ」と思いながらもただ通り過ぎてしまうだけの日々が続く。

そういうときはきまって、心にもやっとしたものが引っかかる。そして何度目かわからない見て見ぬふりのあと、わたしの中で何かがはじけた。

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ALL REVIEWS×100分de名著イベントレポート「書評家たちに学ぶ『名著深読み術』」第1回(1/25) 鴻巣友季子 × 鹿島茂

ALL REVIEWSのサポートスタッフになり早数ヶ月。鹿島茂先生・鴻巣友季子さん登壇のNHK 100分de名著とのコラボイベントでレポートを書くという機会をいただきました。お慕いしている鹿島先生のお話をわたしの言葉で世間のみなさまにお届けできる日が来るなんて!願ったり叶ったり!募集がかかった瞬間にわたしは二つ返事で志願しました。

が。

超・超・超・つらかった。途中何度心が折れかけたことか。

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2019年のリーディングチャレンジ

ブログを書くのもだいぶ久しぶりになってしまいました。

本のことを調べていたらこちらの記事を見つけまして、リーディングチャレンジというものを知りました。書評サイト「ALL REVIEWS」友の会でシェアしてみたところ、早速チャレンジ表明してくださったメンバーが。ここぞとばかりにわたしもやってみることにしました!

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みんな違って、みんないい

 突然ですが、わたし、仕事中のお昼休みは職場のそばの日本庭園で過ごすことが多いんです。コンクリートに囲まれて空調ガンガン効いた空間が苦手なので、束の間のエスケープということで都会のオアシスに癒されに行くのです。

 先日、いつものように庭園のベンチでお弁当を食べていたとき、ふと足元が気になって地面に目をやりました。すると、わたしの中指くらいもある青虫がアクロバティックに動いていらっしゃるではありませんか。おったまげ!これまでそんな大きな青虫なんて見たことなかったし、そもそも虫とかあまり得意ではないし、こいつはなかなかきm...と思いかけたのですが。

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シュークリームに打ちのめされたい

シュークリーム。

トロトロふわふわクリーミーなあなた。

天使のほっぺのような柔らかさでわたしを包む。満たす。

 

嗚呼、シュークリーム。

溢れんばかりのクリームをすする、恍惚の瞬間。

甘く優しいひととき。

 

幸福感のなかによぎる、腑に落ちぬ何か。

 

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